商標って何？商標登録のメリットは？

商標は、別の商品と違うことを示す迷子防止のための目印です。

商標は、商品やサービスを識別するための記号やデザイン、文字、ロゴ、音、色、あるいはそれらの組み合わせなどのマークのことです。商標は、消費者が商品やサービスの提供元を識別するための重要な手段となります。商標は、ブランドのイメージや信頼性を構築し、競合他社から差別化するために利用されます。

例えば、同じサイズのお米がたくさん並んでいると、どれか自分の欲しいお米か判断できませんが「コシヒカリ」、「あきたこまち」など商品名が書かれていると自分の欲しいものがわかります。

それぞれの企業が自社のブランドや製品を識別するために商標があります。

商標は、保護しなければ意味が無い

素敵な商標を選んだとしても、それを保護していないと、他人が真似するおそれがあります。
簡単にまねされやすい商標を大切に育てるために、商標登録制度が生まれました。商標登録すれば、他人が無断でその商標やそれと類似した商標を使えなくなるので、適切に商標を保護することができます。

商標に求められる要素とは？

１、文字商標　文字だけで構成される商標のこと。たとえば、「Nike」「Google」などの文字の商標
２、図形商標　図像やデザイン、ロゴなど、文字以外の視覚的要素から構成される商標。例えば、マクドナルドの「M」のロゴや、アップルのリンゴのマークなど
３、組み合わせ商標　文字、イラスト、立体を結び合わせた商標
４、立体商標　ピカチュウのキャラクターや、コカ・コーラのガラス製のびんなど
他にも、「動き」「音」「ホログラム」「位置」「色彩」があります。

⚫︎ 事業に使用されていること
商標として認められるためには、それが事業に使用されていることが必要です。
個人的な趣味や友人同士でやり取りしているイラストやキャラクターは、商標ではありません。

商標登録のメリット

１、独占的に利用できる（先願主義）
まず、商標登録をすると、その商標を自社で独占可能です。他社は、一致する商標に限定されず似た商標も表示できません。もし、不当に侵害された場合には、商標権侵害を理由として差し止めや損害賠償請求が可能です。

２、自社の信頼が高まる
商標登録すると、Rマークをつけることなどにより、社会に商標のアピールができます。 

３、財産的価値がある
商標権は財産なので、会社の資産となりますし、ライセンスもできます。

４、半永久的に権利を維持可能
商標は、10年ごとに更新を重ねられるので、ほぼ永久的に権利として認められます。著作権のような期限はありません。

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商標登録の方法