赤十字マークについて

赤十字マークについて

1. 赤十字の本当の意味

赤十字マークは、戦争や紛争などで傷ついた人びとと、その人たちを救護する衛生部隊や赤十字の救護員・施設等を保護するものを表すマークです。
紛争地域等で赤十字マークを掲げている病院や救護員などには、絶対に攻撃を加えてはならないと国際法や国内法で厳格に定められています。

2. 赤十字の使用制限

「ジュネーブ条約」によって、赤十字のマークは正当な理由なく使ってはいけないとされているのです。
つまり、赤十字マークは、いざという時にわれわれ国民一人ひとりを守るマークなのです。
(ちなみに、赤い十字のマーク以外にも、赤新月とレッドクリスタルのマークなどもあります。)
日本赤十字社ではない組織がこの三つのマークを使っているのは法律違反です。ご注意ください。

3. 赤十字を使用できないケース

赤十字マークを使用できるのは赤十字社と自衛隊など認められている組織だけです。
赤十字社など定められた組織以外がこのマークを使うことを、法律で禁止しているのです。
例1. 病院、診療所など
例2. 市販の救急箱、薬箱、瓶など
例3. 薬局など
例4. 市販の服、バッグなど
例5. 会社の印鑑、ブランドマークなど
例6. その他、単に「医療」「看護」及び「救急」などをイメージした表示
このようなケースは、使用禁止とされています。

4. 赤十字マークに類似したマークの使用について

例1. 赤色系を使った十字マーク
例2. 十字の長さと形状を変えたマーク
こういう場合としても、使用が制限されています。

  • あなたも赤い十字のマークをうっかりと使ってしまっていませんか? 知らずに使ってしまっていたら、こういうルールがあることを思い出してくださいね。

詳しくはこちらに、ご覧ください。 http://www.jrc.or.jp/about/pdf/20180401_shitteimasuka-kaiteiWeb.pdf